フルイドプレゼンス
温水が作る無重力の中を自由に漂いながら、体と心を解きほぐしていくホリスティックセラピーです。
お客様は、水面で寝そべるように浮かぶだけ。
受け身のままでも安定した姿勢と呼吸を維持できるよう、セラピストが常時サポートします。そのため、水中が大好きな方はもちろん、泳げない方でも無理なく受けられます。
セッションは、お客様の心理的な水との距離感や、当日の体調に配慮して進めます。重力の制限を受けない水中では、体の声はとても正直です。ダイナミックに動くこともあれば、静かに穏やかに終始することもあります。始めてみるまでどんなセッションになるかはお約束もできませんが、受ける方にとって無理な動きを強いることはありません。
心地よく、安心できる空間をご提供したく思っています。気になることや不安があれば、セッション前のカウンセリングで、もしくはセッションの途中であっても遠慮なくご相談ください。
なお、フルイドプレゼンスの特徴の1つは潜水を伴うことですが、お顔を水に浸けることに抵抗があるお客様の場合は潜水しないままセッションを終えることもあります。
「フルイド」という英単語には、「流れるような、流動的な」という意味があります。セッションは文字通り、決まったシナリオなく流動的に進み、受ける方それぞれが独特の体験をなさいます。いちばん多くいただく感想は、「言葉にできない」。
自分にしか開けない1冊の物語を読むような感覚で、お越しいただくとよいかもしれません。
- 効果効能について -
フルイドプレゼンスは医療行為ではありません。
ただ、水中では重力から解放されて動けること、呼吸をサポートするために体の緊張をほぐす手技を加えることから、腰痛や膝痛など関節や筋肉の痛みの緩和に役立つことがあるようです*。その他、水中での独特な感覚刺激と深呼吸によって副交感神経が優位になる傾向が見られます。セッション後には、深い眠りから醒めた後の爽快感や五感が鋭敏になった感覚*など、様々なご感想をいただいています。
* 効果には個人差があります


海奏浴
水瞑想、ワークショップなど
海は、その鼓動が奏る独特の旋律に満ちています。
もともとプールでしか開催していなかったセッションを海で受けたい、とご要望いただいた時、正直なところ悩みました。
フルイドプレゼンスの要となっているのは、お客様の呼吸です。そのパターンと変化を追うことでセッションは組み上がっていきます。微細な反応を取りこぼさないためには、水中の雑音は少ない方がいい。人は海の中ではあまりに小さく、どうしたって、その圧倒的なエネルギーの前では、人のささやかな存在は掻き消えてしまう。
では、逆にそれを活かせないか。
雑音と呼ぶには雄大すぎる海の音楽へ、こちらから手を伸ばしてみたら?そうして始まったのが、海奏浴(かいそうよく)です。
海水温が上がる7月〜9月上旬の(その年の状況によって変わります)、ごく穏やかな天気の日にのみ開催します。
石灰岩と緑に守られた天然プールまで、水面を跳ねる小魚の群れやマングローブを眺めつつ歩いていく道のりもセッションの一部としてお楽しみいただいています。
プールについて
流々の主役であるプールは、直径約5メートル、深さ約1.1メートル。水は毎日4時間ろ過装置を通して循環させ、排水なしのままクリーンに保っています。
また、ソーラーポンプを利用して手作りのブラックパネルへ水を引き、太陽熱で温めてからプールに戻すことで体温よりほんの少し低いくらいの温水を作っています。
お客様をお迎えする際には、プールを覆うようにしてシェードを取り付けるので影ができます。そのためセッションやワークショップ中に直射日光を浴びることは避けられますが、紫外線を遮断することはできません。気になる方は日焼け止めをご持参ください。
お客様にお伝え&お願いしていること:
・ご到着後のシャワー
水質管理のため、プールに入る前に必ず、シャワーを浴びていただきます。汗や汚れ、ローションなどしっかり落とすため、髪・体ともにしっかり洗い流してください。水着はシャワー後に着用いただけますようお願いします。
・虫が極度に苦手な方はご利用お控えください
緑に囲まれた環境ですので、虫や小動物が常に現れます。お客様をご案内するエリア内では気持ちよくお過ごしいただけるよう特に気をつけて管理しておりますが、昆虫など視界に入るのもツラい、というような方はご利用をお控えいただくのがよいかと思います。
なお、不思議なことにプールではほとんど蚊が出ません。その点はご心配なくお越しください。
