先週末のこと。

近くに住んでいるYちゃんと、初対面の米原在住Sちゃんと、ランチに出かけました。けっこう長々とおしゃべりに興じたのですが、話題が... 床が腐って抜けて大変だとか、ヤギは道路沿いに散歩させられないとか、脱走した馬を迎えに行った話とか、虫刺され痕を見せ合うとか。ご近所と呼べる範囲内で古い戸建てに住んでる人間同士って、皆同じような苦労してる(笑。
フリーダイビングについて聞きたいって言われて出かけたはずなんだけどな。その話ほとんどしなかった。
途中で運ばれてきた冷製ポタージュの上品なビジュアルと、話題の落差がスゴかった。こんな田舎暮らしなのに、洗練されたものを気軽に食べに行けるって幸せ、と改めて感じ入った午後でした。
さて、雨が…止まない…
ほんの数十分降りやんだかと思えば、またパラパラと振り始め、いつの間にやら豪雨。毎日その繰り返し。
たまーに晴れるものの、何しろ晴れ間が短いので、プールの水温なかなか上がりません。こんな感じの天気がまだしばらく続くと思われる。今月内の営業開始は難しいのかなぁとため息をついています。
あんまり降るので調べてみました。
気象庁によれば、石垣島の5月の平年降水量(統計期間:1991~2020年)は190.7mm。対して今年は、12日時点の合計値ですでに、210.5mmの降水量が記録されている!!!ほぼ1/3の日数で!スゴイ。
ちなみに1日当たりの降水量が今月最も多かったのは昨日、12日。この日だけで40.5mlが記録されている!晴れが続いた先月、4月の合計降水量は46.5mlだったので、昨日は1日だけで、先月合計値に迫る勢いの雨を降らせていたということになりますね。
<降水量データ元>
梅雨は放任ガーデニング
晴れ間が短いと当然、庭仕事もろくにできないから困りものです。
しかし緑たちはうれしそう。きみらがハッピーならまぁいいか..と諦めの境地で外を眺めています。
水やりしなくていいのは楽だしな。
程よく暖かく、明るく、水が絶えないこの季節は、植物にとっておそらくベストシーズン。草木どころかキノコ類まで、放っておくうちに生え放題伸び放題。どんより暗くなる冬時期の雨と比べると、この時期は雨でも雲が薄くて明るい日が多く、鬱々とした気分にならないのが救いです。滴に濡れる緑はツヤツヤと光を弾くので、反射効果でそこらじゅう明るい。

ほんの少しの時間、雨が上がると、日中何度も庭に出ます。
プールカバーの上に溜まった水を排水するのが主な目的ですが、ついでに咲き終わったハイビスカスの花柄を摘み取り、カイガラムシをホースの水で洗い流し(ただ今大発生中!)、満開まで開いたミニバラを切り集め、ぴょんぴょん飛び出している雑草が目につけば申し訳程度に引き抜いて周る。前々回の記事でご紹介したブーゲンアーチの枝もぐんぐん伸びるので、巻き付けを強化したり余分を払ったり。
集めたミニバラは、キッチンの窓辺に並べます。切り落とすタイミングによって同じ株でも花弁の様子がずいぶん違うし、萎れていく過程も美しく、最近のお気に入り。この品種は香りがないのが残念ですが、ミニでないオレンジのバラも育てていて、そちらはとても甘く香ります。今ちょうど、そちらにも蕾がついて、開花が待ち遠しい。
他にどんな植物があるのか興味のある方は、トップページの中ほどにある「welcome to lulu」セクションのスケッチをご覧ください。このスケッチは、今月のHPリニューアル時に新しく追加しました。PCで見ると上空からの写真(昨年9月に撮影したもの)が表示されますが、マウスオーバーするとスケッチに切り替わります。今年の4月時点で敷地内にあった植物の位置と名前を書き出しています。
何が植っているのか、わたしもよく忘れてしまうのです。元からあったものや勝手に生えてきたものも多いので。そこで、わたし自身の備忘のためにもこのスケッチを作成しました。 グラウンドカバー的に次々生える野草については、とても追いきれないのでスケッチ内に拾えていません。しかし季節毎に、なかなか可愛いらしい草花が紛れ込みます。それらを見守るのも個人的楽しみの1つです。
庭の真ん中で、わたしはよく、ただぼーっと立っています。
なんとなく、何に集中するでもなく、考えるでもなく、目に映るそのままをみている時間が好きなんだと思います。その時の気分は、海に潜っている時と似ているようにも思います。頭の中が、思考ではなくて景色でいっぱいになる感じ。思考しなくていいと、いろんな感覚が安まる気がします。
小雨が降る中で庭に立つと、その感覚がより強くなる。
雨粒で覆われて、空気も音も、遠くなるせい。