ハコニワログ(21.06.10): 楽園の真実

初遭遇は、偶然だと思った。

でも違った。あれは事故じゃなかった。今なら分かる。


自爆かぁかわいそうに...と思ってた、あの日の私の甘さよ。

事態はより複雑で、あれは巧妙な他殺だったに違いない。

犯人は、闇をはためかせ、頭上で奇怪な叫びを上げる、あの鳥。


 

始まりは、雨上がりの朝だった

楽園のはずのハコニワで、その裏で、一体何が起こっているのか?

古今東西その賢さが周知され、神の使いとも不吉の前兆とも呼ばれる鳥、鴉。 鴉による、カエルテロです。


もう。。。何匹?

犠牲者は、この3週間ほどで5匹か。


始まりのインパクトがすごかった。

だってね、カエルって言っても、アマガエルとかじゃないんです。詳しくは分からないけど、確実にヒキガエルとかウシガエルとか、そっち系統のカエル。それが!バンザイスタイルで干からびて、プールの外側を囲う木枠の縁に、逆さまに引っかかっていた。両足がみょーんと伸びて、むしろ足が手みたいになって、木枠と、その上にかかっていたホースの隙間に挟まっていた。

灼熱の太陽の下、腐敗臭がハエを引き寄せ始めていた。

事件です。


ひとり、立ち尽くして叫びました。

覚悟を決め、儚くなった命を粛々と土に還した(投げた)わたしはえらかったんじゃないかな。


それは前の晩に少し雨が降った日。昼前に、プールの周囲を軽く片付けようと見回っていた時のことでした。

田舎で庭仕事やってると色々ありますが、そんなサスペンスな風景に出くわしたことは、これまでなかった。

前日の夕暮れには何もなかったわけなので、夜から明け方のうちに、事件は起こったはず。


ただ、この時の私は(そして今日まで)、これがカエルによる自爆行為だと思っていたのです。

木枠のそばに置いてあったバケツを足掛かりに、微かな水の気配を求めて未開の地へ高跳びを図り、届かず(木枠は高さ140cmほどあるので、地面からカエルが飛び越える事は不可能)、不運にも身動きが取れない状態に陥って命果てたか。

可哀想になぁ。しっかし迷惑だわぁ。


今思えば、それは被害者に失礼な考えだった。



事件は続いた

脚立の上に1匹。

庭に降りる階段から、プールまでをつなぐ白い道の上に1匹、また1匹。

階段下の地面に、また1匹。


2、3日おきに起こる類似事件。


庭の中央を走る白い道は、わたしがセメントから1つずつ手作りしているブロックを並べた、それなりに思い入れのある通路です。そこに、黒い塊がどどんっと落ちている様子はことさら目立つ。視力0.2裸眼のわたしでもよく見える。バンザイガエルさん、手も脚も伸びてると、開いた大人の手より大きいくらいの時もある。


これ、故意でしょ?ねぇ?

カエルの損傷は少ない。ほぼ傷ついていないし、食べかけな感じは全くしない。

でも、似たような塊を咥えて飛んでる鴉を目にするにつれ、確信は深まっていきました。

こんなにも、偶然獲物を落とすなんてありえない。

木枠に引っかかっていたカエルも、きっと自爆ではなかった。


鴉が、カエルでテロを仕掛けてきている。

カエルテロ。


未解決の謎

幸いにも、来客時には事件は起こっていません。

わたしが1人でいる時にやたらと近くまで降りてきたり、草むしりするわたしの頭上で風圧がわかるくらい威圧的に飛んだりする個体がいるので、おそらく犯人はその鴉。


分からないのは、その動機。

縄張りを主張しての威嚇?でもカエルテロがもし猫のお土産みたいなやつだったらどうする?!?


似たような事例を聞いた、あるいは体験したことのある方... いらっしゃいますか?


 

庭のこと、植物たちの成長記録も兼ねて書いてみよう!と、「ハコニワログ」のタイトルで書き出したのに。記念すべき第1回がこんな内容になってしまった。

カエルテロこわい。


せめて写真を、爽やかに...


lemon
レモン、もうすぐ収穫できそう!